展覧会ステイトメント&アートのお話。。。☆

少し異例ではありますが、個展のテーマであり、コンセプトでもある展覧会ステイトメントを個展に先駆けてご紹介したいと思います。。。

完全にネタバレです。
知りたくない方はスルーしてください。。。
{F03080D3-5FC2-4D6E-9021-AF313EEE08E9:01}
テーマやコンセプトを事前に知る事により皆様の想像の中の展覧会との違いを感じて頂けるかなと。。
実験でもあります。。。
もちろん作品は皆様がご自分の感性で自由にご覧頂いて問題ありません。。。
でも「わかる人だけ勝手にご覧ください」という展覧会は少し乱暴な気もします。。。
それに私は制作する前に大まかなテーマや描きたいコンセプトを決めてからしか描けない面倒くさい絵描きなのです。。。
私にとってもステイトメントは作品群を完成させる為の地図であり道標でもあります。
行き詰まったり、落とし所で迷った時はステイトメントに立ち返るようにしています。
モチベーションを保ちながら迷子にならずに作品を進める重要な存在なのです。。。
コンセプトを伝えたい手段として絵という器を借りていると言った方がわかりやすいかもしれません。。。
なので、毎回作家の思いとして展覧会ステイトメントをご用意しております。。。
現代アートは複雑でややこしくて面倒くさくて難しいと思われがちですが、それだけ幅が広く奥が深いのかも知れません。。。
コンセプトやテーマはあるのに説明がないのもアートの難しくも面白いところかも知れません。。。
エンターテインメントに慣れ親しんだ現代社会に生きる私達は想像したり感じたりする感覚が退化きているのかもしれない。
作家の意図するところを探ったりコンセプトを多面的に捉え想像し、自分の内面を重ね合わせて作品を感じなければ観る事の出来ないアートを難しく捉えてしまうのは当然と言えば当然かもしれない。。。
でも想像力の欠落や感受性が鈍感な為に起こっていると思うような事件や事故の多い現代社会においてアートの存在意義とは必要性とはを常に考えております。。。
作り手にとってもその辺りをしっかり踏まえた作品作りが求められているのかも知れません。
描き過ぎていないか、説明し過ぎていないか。。。
小手先になっていないか、技術先行になっていないか。。。
きちんと自分や自分が存在する社会と向き合って表現出来ているのか。。。
自分とは、アイデンティティーとは、生まれ育った国とは歴史とは文化とは社会とは。。。
私もまだまだですが、観る側が想像出来る余白や余韻を残せる作品を目指して毎日キャンバスに向かっています。
前置きが長くなりましたが、9月の個展の展覧会ステイトメントです。。。
皆様はどうお感じになりますでしょうか。。。☆
{BE50AF97-406B-4D13-915E-8E1063C8506C:01}

『無限のゼロ』
無という言葉の相反する二つの意味。。。
空っぽにも無数にも無限にもなる。。。
ゼロの中の無限。。。
点が線になり、線が面になるように、
限られた文字を繋ぎ合わせて無限の言葉が生まれ
無数に変化を遂げ、無秩序な情報が生まれ続ける。
理不尽な現代社会に生きる私達は、大量生産大量消費の渦の中、
口から出る言葉やインターネットによる情報も正に大量生産され、
無限と思っていた存在が実は有限で、矛盾の連鎖が永遠に繰り返される中、
退化した感覚に気づく間もなく、めまぐるしく繰り返されているのは
負の連鎖なのか、正の連鎖なのか、それとも無の連鎖なのか。。。
安心安全と疑わなかった物が実は危険だったと気付き。。。
嘘だと気付き。。。
間違いだったと気付き。。。
でも、その嘘をその間違えを手離せない私達。。。
丸く大きな地球の中で無秩序な情報が歪な形の人間を構築し、
時代は繰り返され、同じような思考、同じような顔、同じような言葉が反復され。。。
「無」が無限に蓄積され、やがて全てが0になる。。。

{FF39FD9C-5E64-43B0-BF1F-2D7CE80B395E:01}

{54B92E06-A510-4F9D-906A-59D1DBE884A6:01}

鋭い方はお気付きかも知れませんが。。。
展覧会『Dress』以降の展覧会は繋がっているのです。
『Dress』で巻き起こった問題に『Red Child』の叫びみたいなものが重なり、
『プチヴィーの森』の妖精達までもが騒ぎだす。それらのが存在する世界というか外側を囲っているのが『Feliz cocccinell』なのです。
今回はそれらの総括的、完結的展覧会でもあります。
来年はそれらを踏まえつつ、視点を切り替え、よりパーソナルな部分の表現を突き詰めたいと考えていま

す。
今後もコンセプトやテーマはどんどん重なって入り混じり複雑化する感じですが、一話完結ドラマのように作品一点でも成立し、それぞれの展覧会単体でも成立し、でもその全ての接点も存在する。。。
そんな感じにしたいなと思っていますが、まだまだ修行が必要です。。。
そんな感じで今回の展覧会も今までの展覧会をご存知の方や画集をお持ちの方は、それらを含めた感じ方も楽んで頂けるかと思います。。。
同じ作品なのに個々それぞれ感じ方が違うのもアートの面白さかも知れません。
理解出来ない存在に恐怖を感じ拒絶するのは動物の本能で私達人間も同じかもしれない。。。
でも、人間の私達には理解出来ない存在を差別せず知って感じ、想像する事で食文化や衣文化など、様々な文化を発展させて来た歴史がある。。。
人間の本来の感性や想像力を鍛えるつもりで、古今東西もっともっと様々なアートに触れてほしいなと思います。。。
難しいと感じたその時は作家の思いに触れてみてください。
作品の背後には必ず人間がいます。
アートは少し知るとさらに面白い!
話がどんどん横道に逸れて行きそうなので今回はこの辺で。。。
9月の個展の出品目標は全て新作50点の個展です。
まだまだ先は長い。。。
死ぬ気で戦います。。。!

コメントを残す