久しぶりにYouTubeメインチャンネルに作品のメイキング映像をアップロードしました!
前回の制作過程動画をアップロードした際、YouTubeのコメント欄やホームページにもっと細かく観たいという、ありがたいコメントやメッセージを頂いたので、今回は下書きから完成まで撮影してみました。
なので、いつもよりちょっと長めの動画です。。。☆
前と同じ、音楽と映像による動画と、日本語の解説付きと言うか、雑談混じりの動画二本のご紹介です。。。
動画を見る事が出来ない皆様の為に、このBlogでも画像付きで少し解説させて頂きます。。。☆
最近お気に入りの水色のシニアグラス(老眼鏡とは言いません)をかけてドローイング。。。
自分ではシニアの自覚も老人の自覚もありませんが、体調によって最近細かい作業はルーペ付きライトかシニアグラスを使っています。
加齢と共に視力が落ちる事自体は受け入れているものの、老眼鏡とかシニアグラスとか誰がネーミングしたのかしら。。。
チマチマした作業が多い私の作品。。。
最初くらいは大まかに大胆に色を置きます。。。☆
せっかく書いたのに?と思われるかもしれませんが、色を付けては白を、印影を付けては白を血色を通わせては白を。。。
どんなに色を重ねても最初の線や色は最後まで、その作品に影響するから不思議。。。
子どもの頃の記憶はどんなに年齢を重ねてもゼロになる事は決してない。。。
それと同じかしら。。。
これを何度も繰り返すうちに、一度塗りでは得られない白の厚みが出てきます。。。
ただの白ではありません。。以前Blogでもご紹介した秘伝の白なのです。。。☆
白は色を消したり薄めたりと思われがちですが、白も重ねると深みに変わる。。。
他の色と違って、白の深みは真珠層のように、そこはかとなく味わいに変化してくれるから、無駄な作業に見えて意味のある作業かもしれません。。。
前の色の尖った部分や迷った部分をカモフラージュしてくれて、必要な所だけが浮き上がる感じです。。
浮き上がった部分に更に吐息で血流を通わす感覚で色を乗せる。。。
今回はいつもより、かなり細かく過程を収録しましたが、これでも省略しています。
塗っては乾かしを繰り返す中で微妙に表情も変化する。。。
ホント三歩進んで二歩下がるような感覚で、描くというより、掘り起こす感覚で進んでいきます。
いつもは筆跡と残さない描き方中心なのですが、今回はハッチング技法を。。。
細かい線の重なりで肌を仕上げました。
今回は全体的にピンクがかった肌に。。。
いつもとアプローチを変えた目の描き方をしたので、手こずってしまいました。
目を入れるだけで3日もかかってしまった。。。
でも、その分ちょっと面白い目になった。。
なんだかパンジーの花のように見えます。。。(私だけ。。。?)
作品タイトル『偽物の未来に。。。』
【cozo cobun こうぶんこうぞう】
嘘も本当も関係なく情報が錯綜する現代社会において、何が本物で何が偽物なのか。。。
近い未来全てがバーチャルで架空で偽物になるかもしれない。。。
そんな世の中で自分自身の何が本当で何が嘘なのか。。。
もしかしたら自分が信じている自分自身も偽物かもしれません。。。
メイキング映像二本と作品と、ココアートチャンネルでも作品紹介しましたので、よろしければご覧ください。。。☆
千葉県での2人展はアポイントが必要ですが、まだまだ開催中!
お越し頂いた皆様には心から感謝です。
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BandH Gallery 二人展
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cozo cobun、chikako oi、二人展。
開催日:2017年3月29日(水)ー 4月22日(土)
時間:13:00-17:00(入場無料)
所在地:千葉県八千代市高津東4-3-8 1F
BandH Gallery
お問い合せ:call.me@bandhgallery.xyz
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遠方の皆様はペイパルオンリーですが、下記ギャラリーのサイトページ一番下のshopで作品の購入可能です。
Next exhibition!!
Two People Exhibition
Cozo_cobun, chikakooi
Date: Wednesday, March 29, 2017 – Saturday, April 22, 2017
Time: 13: 00-17: 00
Address: Chiba Prefecture Yachiyo-shi City Takatsu Higashi 4-3-8 1F
※営業形態が少し特徴的ですので、お間違えのない様にご来場下さい。
ギャラリー解放日は【29日(水)ー 31日(金)の3日間】となっており、それ以降の日付はアポイントメント制となりますので、この期間にご来場ご希望の場合は、BandH Galleryにお問い合わせの上、アポイント頂きご来場下さい。詳しくは、BandH Galleryへお問い合わせ下さい。
『大人と子どもも一緒に成長する日』
-子どもと一緒に学んでもいいんじゃない!-
開催日:2017年4月23日 (日)
講演時間:第一部 13:00 – (大人のみ)、第二部 15:00 -(親子で参加)
受付は、12:30より
会場:可児市文化創造センター(岐阜県可児市下恵土3433-139)
※託児及び子ども向けイベントも実施されるそうです。
お問い合わせ先
一般社団法人可児青年会議所
http://www.kanijc.jpn.org
メール.info@kanijc.jpn.org
tel.0574-62-9010
※お電話でのお問い合わせ時間は、月・水・金 10時 -16時
http://www.kanijc.jpn.org
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秘伝の白‥凄い!!
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>タンネさん
ありがとうございます。。。☆
色々なのが混ざってます。。。
継ぎ足し継ぎ足しで、焼き鳥屋さんの秘伝のタレ状態です。。。☆
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「偽物の未来」の子は左右目の色が違っていますが、なぜでしょうか?本物と偽物を見分ける目を意味しているのでしょうか?
それから、「夢の中の約束」の女の子は「キャンディ・キャンディ」の髪型をイメージして描かれたものだそうですね。私も「キャンディ・キャンディ」が大好きで、漫画も持っています。
こうぶんさんの絵はとても繊細で、丁寧に時間をかけて描かれた作品なんですね。動画を観ていて、だんだん生命が吹き込まれている様子が伝わって来ました。特に目の部分は素晴らしいと思いました。
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>りっちさん
コメント嬉しいです。。。☆
まず。。。
目の色の違いは、大きくは二面性と表裏です。
現代社会の本音と建前を実は子どもは全て見透かしていると思うのです。。。
この世の中、同じところに二極が同居していて、安全の隣に危険が存在していたり、嘘の直ぐそばに真実があり、愛護と虐待は紙一重。。。
この絵の主人公はそんな現代社会の表裏を見透かしながら、時代の流れに翻弄されるしか術はないのか。。。
そんなこんなを皆さんとコミニュケーションしたくて描きました。。。
それともう一つ。。。
時代や境遇や場所は選んで生まれる事は出来ないけれど、その定められた己と時代をどう受け止め、どう生きるかはきめられる。。。
目は心の窓と言いますが。。。
汚く見えていた世の中は実は自分の目が汚れていたからかもしれない。。。
見えている世の中の色は、実は自分自身の心の目の色によって色付けされて、そう見えているだけかもしれません。。。
昔キャンディキャンディの漫画や塗り絵を父に捨てられた経験があります。
様々な大切な物を捨て続けられ、物質ほど不確かな存在はないと学び、物や人に執着しなくなった私自身。。。
それを不幸な事だとマイナスに捉える人もいますが、絵描きとしては限りなく尊い幼少期を過ごせたと思えてなりません。
マイナスとプラスは常に表裏一体なのです。
マイナスと受け取る事もプラスと受け取る事も自らで選べる。。。
そんなちょっとややこしい作品ばかり描いてますが、ご覧になる皆様それぞれの感想がそれぞれ正解なのです。。。
つづく。。。
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>りっちさん
つづき。。。(^^)
私は作品のコンセプトを構築してからでないと描けないのですが作品に説明は描きません。。。
作品については、いくらでも話せるのに説明を描かないのは、ご覧頂く皆様の想像力の為の余白を残しておきたいからなのです。。。
同じ作品でも観る人によって違う色に見えるのは、心の窓の色と想像力がみんなそれぞれ違うからかもしれません。。。
私は強烈に思いを込めていますが説明がないから少し理解し難い部分も多い作品ですが、余白の部分に自身を解き放ってみてください。。。
そしたらきっとあなたにしか見えない作品が見えて来るかもしれません。。。
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>こうぶんこうぞうさん
こうぶんさんから直接お返事をいただけて、大変幸せに思います。
こうして、こうぶんさんが書いてくださった言葉の一つ一つの意味をしっかりと胸に刻み付けたいと思います。
こうぶんさんが作品に対して、強烈な思いを胸に秘めながらも、敢えて語られないのは、作品を目にする一人ひとりが、自由に想像を膨らませ、自分自身を解放してみてほしい!と願っておられるからなのですね。
それから、目の色の違いは、「二面性」と「表裏」なのですね。
小さな子どもでも、生きていくための本能として、確かに「本音」と「建前」を無意識に、または意識的に持っているように私も感じます。
こうぶんさんの仰るように、この世の中では二極が同居したり、隣り合わせだったり、紙一重だったり。。。「愛護」という大人にとって都合の良いキレイな言葉の裏側で、虐待を受けている子どもたちが少なからず存在していることも確かだと思います。
作品の中では、こうぶんさんのそうした子どもたちへの愛情や様々な思いが描かれておられるのですね。
また、「時代や境遇を決めて生まれることは出来なくても、それをどう受け止め、どう生きるかは自分自身で決められる」とか「世の中をどう見るのかは、自分の心の目次第」なのだと、私はこうぶんさんからとても大切な事を教わりました。(続く)
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>こうぶんこうぞうさん
(続きです)
「キャンディ・キャンディ」の漫画等、大切な物を捨て続けられたことで、物質の不確かさを知り、物や人への執着がなくなったというこうぶんさん。。。私も今、物とか特に人への執着を手放そうとしているところです。執着を手放すことは難しいですが、人生にとって必要な課題だと受け止めています。
「マイナスとプラスは表裏一体で、マイナスと受けとる事もプラスと受け取る事も自ら選べる」。。。私はこの言葉を今、一番聞きたかったのかも知れない!と思いました。
「不幸せ」だと感じていても、「幸せ」が隣り合わせで存在していることを、今日、こうぶんさんからお返事いただけて、はっきりと感じることが出来ました。
私はこうぶんさんから沢山の大切なことを教わりました。
こうぶんさんのブログや動画に出会えて本当に良かったです
こうぶんさん、どうもありがとうございました!!
作品創り、頑張ってくださいね☆彡