レオナールフジタを国賊と排除した時から日本の美術界は変わっていない。。。

今回のBlogはアートな映画紹介ですが。。。

Blogに入る前に個展に関するお問い合わせを頂いているので、少しだけ。。。

個展の詳細は記事の1番下に貼っておきます。。。

私の在廊についてお問い合わせを頂いておりますが、私は最終日の3時前くらいに少し顔を出そうと思っております。

グッズの販売に関しても画廊側の方針で行なっておりません。。。

画廊としては作品を買う人に来てもらいたい方針のようです。

私としては作品をご覧頂けるだけでも、グッズを楽しみに来てくださる方も大切にしたいのです。

そうしてアートの裾野を広げる事が未来に繋がると思っているのですが、やはり昔ながらの体質の画廊は絵を買わない人は客としては見ていないようです。。。

グッズを買ってくださってアートに興味を持ってもらい、裾野を広げないと、アートは一部の金持ちの投資物としての末路しかない。。。

これは別に今回の画廊を悪く言ってるわけではありません。業界全体の価値観なのです。

長くそんな古い価値観の業界で仕事されてきた画商なので、致し方ないです。。。

郷にいれば郷に従え精神で、個展をする画廊のルールに反論反発してストレスを溜めるくらいなら、搬入と搬出だけ顔を出して笑顔で去る。。。

他人の価値観を変えるのは無理です。

自分で間違えや古さに気がついてもらうしかありません。。。

絵が売れないのは時代のせいではない事。。。

何故業界が衰退してるのか。。。

自分達で自分達の居場所を衰退させてる事、自分で自分の首を絞めてる事に気がついてほしいものです。。。

若い頃はこの美術界の古い体質に心から嫌で、膿を出したくて反発したり、反論したり暴露したり戦ったり。。。

でも、一作家の声なんて小さ過ぎて、結局辛い思いや泣き寝入りで終わる事が多かった。。。

それほど業界の闇は根深く、ストレスを溜め込み、一度はこの業界を去った事がある私ですが、復帰して現代アート主流の業界になり、デパート中心の業者がアートフェア中心になり、少しは変わったかと思ってましたが、まだまだ全然変わってなかった。。。

作家を食い物にする寄生虫のような画廊やギャラリーはまだまだ多い。。。

価値観下がるくらいなら作品を燃やす画廊が未だに存在する。。。

請求しなければ永遠に払わない画廊も多いけど、

契約書が存在しない習わしを良い事に絵が売れても画料やコミッションを支払わず逃げ続ける画廊さえあります。。。

今後はデパートを含め、このような古い価値観の業者で作品を発表する事を考えていこうと覚悟を決めました。。。

ホント、アート界もそろそろ変わって頂きたいのですが、このような価値観は昔はもっと酷かったようです。。。

同じ思いのアーティストを集めて、何か出来たら良いのですが、私を含め群れる事が苦手で出不精で、一匹オオカミを好む作家が多いので難しいかもしれません。。。

歴史を辿れば、明治に日本にアートの概念が入り、画壇が生まれ、アートを「美術」と翻訳し、ペインターやアーティストを「画家」と呼び、日本の美術教育が軍国主義っぽい事から、日本の美術はもうアートではなかったのかもしれません。。。

不自由で多様性を認めない窮屈な業界は、きっとこの先、力のある改革者でも現れない限り変わらないのでしょうか。。。

興奮して、前置きが長くなりましたが、そんな美術界に利用され捨てられたアーティストの映画をご紹介。。。

なので、今回は映画紹介でもありますが、尊敬するレオナールフジタ(藤田嗣治)の半生も少し話させて頂きました。。。

今回ご紹介の映画『FOUJITA』は、この動画をご覧頂きレオナールフジタ(藤田嗣治)を知ってからご覧頂くとより一層映画の良さを味わって頂けることと思います。。。

レオナールフジタを全く知らない状態で観ても少し抽象的かな〜って思います。。。

ただ映像はホント美しい。。。

でも、個人的には1大人限定の映画だと思っております。。。

多少毒も吐いておりますが、個人的見解と思ってご覧頂けたらと思います。。。

結局この業界はフジタを国賊と罵った時代から、何も変わってないのかもしれません。。。

☆レオナールフジタに関するリンクです。。

・映画『FOUJITA』公式サイト
http://foujita.info/

・藤田嗣治ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E7%94%B0%E5%97%A3%E6%B2%BB

https://bijutsutecho.com/magazine/insight/18381

http://www2.plala.or.jp/Donna/foujita.htm

http://www.mmm-ginza.org/museum/serialize/backnumber/0604/museum.html
★ファーストチャンネルも応援してほしい!
https://www.youtube.com/watch?v=K_V8cL_uvPo&list=PLEsSrle-ICDPR-6L_Lrpr4EglMAZv7EJL

★アートな視点でオススメ映画!
https://www.youtube.com/watch?v=2sw-XAF1MIs&list=PLEsSrle-ICDOpNTWIXmfpzMG7LPI1vslE

★正解したら天才!アートで遊ぼう!脳と目のトレーニング!
https://www.youtube.com/watch?v=vf-1DaQ3FiI&list=PLEsSrle-ICDPYmnxsHIXUpbdNiNYSzgOo

★アートの基礎知識!もっと現代アートが好きになる!
https://www.youtube.com/watch?v=6Dn7rb-B0yY&list=PLEsSrle-ICDO4NI16RYMTeYI8otHUhQ2l

コメント (2)

2 Replies to “レオナールフジタを国賊と排除した時から日本の美術界は変わっていない。。。”

  1. SECRET: 0

    PASS:

    画商たちのダメさは昔からです・

    何人かパリで成功した絵描きたちも

    口をそろえて日本の画廊、画商に

    散々な目に当ていますね・

    欧米のような環境も習慣もありませんからね。

    にしても相変わらず閉鎖的で自分本位の連中で

    音楽業界よりも、、、、

    と思います

  2. SECRET: 0

    PASS:

    美術界の闇を聞くと、腐らずに作品を作り続けているこうぶんこうぞうさんは立派ですね。

    レオナール・フジタの作品が好きなので、展覧会があると見に行きます。

    戦争画を見たら、同じ人が描いた作品に見えないですね。

    こうぶんこうぞうが生きている間に、美術界が少しでも良くなると良いですね。

    動画やブログでいろんな事を話してほしいです。

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