テキスタイル「FUTURE BLOOM(未来に咲く)」
cozo cobun Textile「FUTURE BLOOM(未来に咲く)」

これから未来に花開くはずの蕾が、未来の開花を祈りながら花吹雪となって散っている様子を表現しました。未来に向かって生きるということはある意味では死に向かって生きている。。。花開き散るのか枯れて散るのか蕾のまま散るのか何が幸せで何が不幸かなんて、結局自分にしかわからない。。。人の価値観は千差万別で幸せの価値観も不幸の価値観も千差万別である。物事には表裏があり、且つ多面的である。安全の隣に危険が存在していたり、顔は善人だけど心は悪人だったり。。。生きていれば人を信じられなくなり、自分を否定してしまう事だってある、それでも生きていかなければならないのなら、時に逃げたっていいから自分の心地よい居場所を探したっていい。。。花開いたまま散る花、咲き乱れ枯れて散る花、 開く事なく蕾のまま散る花。。。開花の季節も花咲くペースも散る時もその花それぞれ無理矢理開いても綺麗な花は咲かない。。。開いてしまえば他の花の方が美しく見えたり、他の場所が良く見えたり他の季節に憧れたり、散るのが怖くて花開けない事だってあるだろう。。。ありのままを受け入れる事は時に残酷で時に純粋でどんな花になるのかは種の段階で決まっていも、どう咲くのかは自分で決められる。。。でも。。。蕾の時に切り落とされたら、花開くことはない。。。蕾のまま散っていった花達は汚れを知らない美しいまま散っていったその蕾は、空の色も地面の匂いも知らないまま花開き、自分がどんな花かもわからないまま散っていった。。。偽善者と言われようが、世の中の切り落とされた蕾を全部拾い集めせめてそっと水に浮かべたい。。。その蕾達はきっとこの世のどんな花より美しかったに違いないからせめて、水に浮んだ蕾達をほんのわずかでも花開かせて残像を記憶に留めたい。。。次、好きな花に生まれる魔法をかけてあげたい。。。蕾のまま散っていった花達は散り方さえも選べなかった。。。ありのままがどんなに残酷でも、咲いて咲いて咲き乱れ散るその時に後悔しないよう覚悟を持って咲こう。。。咲き方は散り方。。。覚悟を持って咲く花は、どんな花も美しい。。。その蕾は、いったいどんな花になるだろう。。。